骨粗しょう症とは? |
|
骨が弱くなって、骨折しやすくなり、背骨の変形や寝たきりにもつながる病気です。 |
閉経による女性ホルモンの変化などのホルモンのアンバランス、栄養のアンバランス・運動不足や他の病気やその治療薬(副腎皮質ステロイドとか)などによって、骨の代謝に異常が生じ、骨密度が減ったり、骨の質が悪くなることで起こります。 |
予防と、早くから治療を開始することがとても大切です。 |
|
骨粗しょう症治療薬 |
1. |
カルシウム剤: |
骨の形成に必要なカルシウムを補います。 |
2. |
ホルモン製剤: |
女性ホルモンが低下すると起きやすいので、補充することで骨量を増やします。 |
3. |
活性化ビタミンD剤: |
腸でのカルシウムの吸収を良くします。 |
4. |
カルシトニン製剤: |
ホルモンの一種で、骨を壊す働きのある破骨細胞の働きを抑えることによって、骨を壊しにくくします。 |
5. |
ビタミンK製剤: |
骨が破壊されるのを防ぎます。 |
|
|
ワーファリン投与中には禁忌!(ワーファリンが効かなくなるので) |
6. |
ビスホスホネート製剤: |
骨の主要なミネラルの一つ、リン化合物です。 |
|
|
骨のミネラルを保っているヒドロキシアパタイトというものにくっつき、骨の表面をカバーし、骨を壊す破骨細胞から骨を守ってくれます。 |
|
|
服用法注意! |
|
|
|
*朝起きてすぐ、何かを口にする前に、コップ一杯(約180t)の水で飲む。 |
|
|
*飲んでから30分は水以外の飲食や他のお薬の服用禁止! |
|
|
*飲んでから30分は横にならないこと。 |
|
|
現在、一日一回飲むタイプと週一回飲むタイプがありますが、もうすぐ4週間に一回飲むタイプも発売されます。 |
7. |
副甲状腺ホルモン: (PTH) |
自分で注射をする薬です。 |
|
骨の形成が促進され骨量を増加させて、骨折を抑制します。 |
|
|
骨粗しょう症予防 |
・ |
骨の形成に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質などを積極的にとり、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう! |
・ |
適度な運動を行い、骨量を保つと共に、筋力をつけて転ばない体づくりをしましょう! |
・ |
喫煙・アルコールのとりすぎには注意しましょう。 |
・ |
転倒を防ぐ工夫を生活の中に取り入れましょう。 |
|
(家の内外の段差をなくす、足元を明るくする、滑り止めの付いた靴下をはくなど) |
|
|
何はともあれ予防が大切です。 |
もし骨粗しょう症になってしまったら、重症化して寝たきりになってしまわないために、しっかりと自分に合った治療を継続して行いましょう!! |
|
FROM:ひまわり薬局 |