低温やけど |
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*「低温やけど」とはどんな病気? |
やけどというとすぐ思いつくのはストーブに触れたり、熱湯がかかったりなどありますが、これらは高温のやけどであり、「低温やけど」というのがあり通常のやけどと区別されます。 |
低温やけどは、それほど熱くない40〜60℃くらいの温度に長時間皮膚が接触して起こります。 |
そのため、皮膚の表面が少し赤くなった程度でも、深部(脂肪層)まで損傷されていることもあります。 |
一般に高音によるやけどよりも重症で治りが遅く、場合によっては皮膚移植も必要になることもあります。 |
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* どういう原因で起こるの? |
肌寒い季節になると、カイロや湯タンポを使う機会が多くなると思います。 |
これらは、温度が一定で心地よく感じますが、使用法を誤るとやけどの原因となります。 |
長時間肌に直接あてていると低温やけどを起こす可能性があります。 |
外見上は皮膚表面が赤くなっているように見えるだけでも、ヒリヒリするようだったら低温やけどの可能性が高いでしょう。 |
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* 予防と対処法は? |
熟睡していると痛みや熱さに対する反応が鈍くなるため、あんかや湯たんぽは寝る前から入れておき、はずしてから寝るほうが安全です。 |
使い捨てカイロは下着の上からあて、体の一ヶ所に固定せずこまめに位置をずらしたりして睡眠中には使わないようにしましょう。 |
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万一、低温やけどになったら、水で30分程度冷やし細菌感染のないよう注意しましょう。 |
皮膚に赤みが残ったり、皮膚がブヨブヨして痛みや腫れが治まらないときは傷が深い疑いがあるので早めに医師の診察を受けましょう。 |
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FROM:かもめ薬局 |