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肩こりについて 〜肩こりの概要及び肩に関する疾病〜
肩こりの概要
1.肩の痛み肩のこりの症状
 @「首から肩にかけて鈍い痛みがある」
 A「首から筋から背中痛みが走る」 
 B「肩が痛くて腕が上がらない」 
2.肩のこりや痛みの原因
1)体型や姿勢、生活環境 
体型:
 @太った人(肩への負担の増加)
 Aやせた人(筋肉が細く疲労しやすい)
Bなで肩の人
姿勢:
 @ねこ背
 A無理な姿勢を長く続ける
生活環境:
 @エアコンが効きすぎた部屋
 A枕の高さが合わない
 B働く姿勢:
 ・パソコン操作(下を向いた姿勢)
 ・同じ姿勢を続けること(会議、運転)
 ・机、イスの高さ
2)加齢による肩関節周囲炎(五十肩)
 五十肩とは:加齢によって肩関節を構成している健や靱帯、骨、筋肉などの組織に亀裂ができたり、石灰が沈着して起こす疾患
3)病気、スポーツ障害、事故または後遺症によって起こる肩こり・痛み
 肩を酷使する運動を続けたり、肩の脱臼・打撲など、治っても痛みがでやすくなります。
3.首の痛みの疾患について 
 @加齢によって起こる疾患 
 1)変形性頸椎症
 変形した骨が神経や脊髄を圧迫しおこる
 2)脊柱管狭窄症
 脊柱管がスペースが狭い人に起こりやすく、脊柱を取り巻く靱帯がかたくなり神経が圧迫され起こる
 3)後縦靱帯骨化症
 後縦靱帯が老化で骨のようにかたくなって脊髄を圧迫するために起こる
Aケガ・事故によるもの
 1)頸椎椎間板ヘルニア
 頸椎椎間板の髄核がとびだして脊髄が圧迫されて起こる
4.肩の痛みの原因
 @老化現象
 関節の老化現象と筋肉の疲労が原因
 A筋肉の疲労
 僧帽筋と肩甲挙筋、菱形筋が疲労して血行が悪くなり、肩こりが起こる
5.首の痛みの原因
 ・椎間板の老化
    ↓
 ・柔軟性の低下
    ↓
 ・骨棘の増加
肩に関する疾病
1.肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
 @どういう病気か
 ◆40才から50才代の人にあらわれる肩の痛み
 原因:加齢によって肩関節を構成している腱や靭帯・骨・筋肉などの組織の亀裂、石灰沈着による炎症
 ◆チェック法:
 1)反対の肩に手が届くか
 2)頭の後ろに手を当てられるか
 3)腰に手を当てられるか
 4)ひじを90度に曲げ、両腕をわき腹につけて両手を前方に伸ばし、両手を開いたり、閉じたりできるか
A症状 
 1)特に原因がないのに肩に痛みや不快感が現れる
 2)だんだん痛みが強くなって、肩を動かすことができない
 3)痛みがひどいときは、寝返るが打てず、痛くて眠れない
 4)症状が2〜3ヶ月から1年ぐらい続くこともある
B家庭でできる治療法
 ◆日ごろから肩の運動をする。
 <例>ラジオ体操、軽いエアロビクス、縄跳び、民謡に合わせて踊る、腕立て伏せ
C病院で行われる治療法
 ◆保存的治療
 ◆副腎皮質ホルモン剤
 ◆ヒアルロン酸ナトリウム
 ◆温熱療法
 ◆関節包に麻酔剤を注入して拡げる療法(パンピング療法)
2.頸肩腕症候群(狭義)
@どういう病気か
 ◆原因がはっきりしているもの
  胸郭出口症候群、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア
 ◆原因がはっきりしていないもの
  狭義の頸肩腕症候群:無理な姿勢、腕や肩・首へのストレスなど
A症状
 ◆肩こり、首・肩・腕・手・指にかけての痛みやだるさ(倦怠感)、
 ◆冷感、力が抜ける(脱力感)など(頭痛、めまい、吐き気、眼精疲労、指の運動障害)
B家庭でできる治療法
 ◆原因となっているものを取り除くことが第一。
 <例>照明の明るさ・室内温度・机とイスの高さ
 ◆首や肩を軽く回すなど軽い体操をして筋肉をリラックスさせる。
C病院で行われる治療法
 ◆薬物療法(消炎鎮痛剤 筋弛緩剤 ビタミン剤 自律神経系薬)
 ◆運動療法
 ◆温熱療法
 ◆理学療法
3.胸郭出口症候群
@どういう病気か
 ◆肋骨と鎖骨の間のすき間が狭くなり、腕を上げたときなどにそこを通る血管(鎖骨下動静脈)と神経の束が圧迫されて起こる。
A症状
 ◆肩から指にかけての痛みやしびれ
 ◆首・肩から肩甲骨・上肢部が痛い、重い、だるい、こわばるなど頭より上に腕を上げる状態(電車のつり革・壁を塗る作業など)がつづくと症状が出やすい。
B家庭でできる治療法
 ◆肩から上に腕を伸ばさない動作
 ◆体操をするとき以外は頭上より上に腕を上げない
 ◆肩関節周囲炎予防体操が有効
C病院で行われる治療法
 ◆薬物療法(消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・抹消循環改善剤、マイナートランキライザー)
 ◆神経ブロック療法(斜角筋ブロック、星状神経節ブロック)
 ◆手術療法
4.変形性頸椎症
@どういう病気か
 ◆中年以降に現れる慢性の病気
 慢性的な頸部への負担
    ↓
 椎間板軟骨の変化
    ↓
 骨棘ができる
    ↓
 いろいろな症状
A症状
 ◆初期症状
 頸部痛→首・肩痛→上肢痛・疲れやすい・しびれる・肩こり
 ◆頸椎症静脊椎症 初期症状・運動障害・知覚障害
 ◆頸椎症性神経根症 初期症状・知覚障害・腕の力の低下
A病院で行われている治療法
 ◆初期の場合
 保存的治療
 理学療法(温熱療法)
 ◆症状が強いときは 牽引
 神経ブロック
    ↓
 手術療法  前方除圧固定術・椎弓切除術
5.頸椎椎間板ヘルニア
@どういう病気か
 ◆椎間板の髄核がはみ出して脊椎や神経根を圧迫して痛みや麻痺が起こる疾患
A症状
 ◆首の後ろ側が動かせなくなる
 ◆背中が痛む
 ◆しびれる
 ◆脱力感
 ◆手足のマヒ
B家庭でできる治療
 ◆かたくなった筋肉をやわらかくし、血行をよくする(医師と相談し、実施する:入浴、運動療法)
C病院で行われる治療
 ◆痛みの激しいときには安静
 対症療法(消炎鎮痛剤などの薬物療法)
           ↓
 痛みがおさまったら理学療法(牽引療法・温熱療法・運動療法)
 ◆痛みや麻痺がひどいとき 
 入院、牽引、局所麻酔剤(硬膜外ブロック)など
 ◆それでも治らないとき
 手術療法
6.肩関節脱臼
@どういう病気か・症状 
 ◆脱臼:関節に外部から無理な力が加わり関節をつくっている骨がはずれ、元の位置に戻らない
 症状:関節が異常な形となり、うごかなくなる。周囲がはれてはげしく痛む。
 ◆亜脱臼:関節が抜けかかって元に戻っても、位置がずれている
 症状:関節の変形は少なく、捻挫の症状と似ており、損傷部分がはれ、軽く押すと痛む(圧痛)。
 ◆反復性肩関節脱臼:一度脱臼した肩関節が、脱臼を繰り返す
 ◆習慣性肩関節脱臼:関節がゆるいため力が加わらなくとも脱臼を繰り返す
A病院で行われる治療法
 ◆初めて起こしたときは、脱臼した骨のずれを元に戻すこと(整復)が必要。その後、包帯、副木、ギプスなどで関節を固定し、損傷した組織が完全に修復されるのを待つ。
 ◆薬物療法(鎮痛剤)
 ◆手術療法
 ◆リハビリテーション:関節包や靭帯の傷が治ってから行う
7.石灰沈着性腱板炎(デュプレー病)
@どういう病気か
 ◆肩を包む筋肉の延長である腱板という部分に沈着した石灰が、これをおおう粘液包を破って強い炎症を起こすもの。中年以降に発症しやすく、四十肩や五十肩の原因のひとつで、加齢によって起こる腱版の変性が原因。
A症状
 ◆あるとき、急に痛みじっとしていてもズキズキとうずくほどの痛さで、一晩中眠れないことがあるほどの痛み。旧に激痛が走るのが症状の特徴。
 判定:エックス線撮影で石灰の影を確認
B病院で行われる治療法
 ◆消炎鎮痛剤
 ◆石灰化した部位に局所麻酔剤を注入し、石灰を吸い出す→ステロイド注入

FROM:かもめ薬局


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