乾燥肌 |
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今の時期にしては珍しく、暖かくて雨も多い日が続いていますね。 |
ですが、これからが冬本番。 |
これから悩まされる方も多い乾燥肌と対策について取り上げてみました。 |
まず皮膚の表面についてですが、主に3種類の物質により、乾燥から守られています。 |
・皆様ご存知の、“皮脂” |
・NMFと略される、主にアミノ酸からなる“天然保湿因子” |
・主にセラミドからなる、“角質細胞間脂質” |
これらが減少すると、皮膚の湿度が保てなくなり、乾燥肌になります。 |
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<乾燥肌のスキンケア方法> |
まず入浴法で体を洗う時は、刺激が少なくすすぎ落ちの良い石鹸で、柔らかいタオル、スポンジで軽く拭きましょう。 |
ナイロンタオルやボディブラシなどでゴシゴシ洗うのは絶対にやめてください。 |
お風呂のお湯の温度は38〜40度くらいのぬるめ、つかる時間は1回に3〜5分が適当です。 |
熱いお湯に長湯すると皮膚のそう痒感が更に増します。 |
また、イオウ分の多い温泉での頻回の入浴は全身が真っ赤になる「温泉皮膚炎」を引き起こすので注意して下さい。 |
上記のように上手に入浴し、体を清潔にすることから始まります。 |
入浴後、軽く体を拭いた後、皮膚の水分を逃がさないように、すぐ保湿作用のある天然の皮脂成分に近いクリーム、ボディローション、白色ワセリン(油)など全身に塗ってください。 |
就寝時にはウールなど肌がチクチクするようなものや化学繊維の衣類は避け、木綿などの吸湿性の良い素材のものを着て下さい。 |
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<日常生活で気を付けること> |
ヒスタミンを多く含む食べ物(マグロ、サバ、サラミ、タケノコ)や皮膚血管の拡張をきたすアルコール類、コーヒー、香辛料などは痒みを増すので、控えたほうがよいでしょう。 |
ストレスや睡眠不足、不規則な食生活も皮膚の悪影響を起すので気を付けてください。 |
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FROM:みさき薬局 |