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慢性腎臓病(CKD)
欧米では数年前より、日本では2年ほど前より慢性腎臓病(CKD)という新しい病気の概念が注目されています。
慢性腎臓病とは?
慢性腎不全とは腎臓の機能が低下している状態かたんぱく尿などの障害が3ヶ月以上続く状態をいいます。腎炎・糖尿病・高血圧などさまざまな原因によって起こります。
進行すると腎臓から水や塩分が排泄されにくくなるため水分が体内にたまり、むくみなどがみられます。さらに病状が進み腎機能が低下すると腎不全を招きやがて人工透析を受けることになります。また、心筋梗塞や脳卒中などの危険性が高まります。
腎機能が正常でも尿たんぱくがあるだけでこれらの病気の危険性が高まる可能性もあります。尿たんぱくがたくさん出ている人ほど腎機能が早く低下することもわかっています。
早期発見が大切
慢性腎臓病はあまり自覚症状がないことが多く、気づかないうちに徐々に腎機能が悪化することがあります。ふだんからのちょっとした症状に注意が必要です。疲れがなかなかとれない・だるい・むくみがある・食欲の低下・吐き気などがあれば進行しているサインです。また、高血糖や高血圧・脂質代謝異常の人は特に注意が必要です。
毎年健康診断を受けている人は、腎機能の数値として、尿たんぱく・尿潜血・クレアチニン、これに加えて血圧と空腹時血糖が要チェックです。
特に尿たんぱくは慢性腎臓病の診断・治療に重要な要素です。自覚症状がないため、つい放っておく人がいますが、たんぱくの程度に応じて適切な治療をすることで腎機能の悪化を防ぐことができます。陽性の指摘を受けた人は必ず再検査を受けましょう。

FROM:ハロー薬局


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