インフルエンザについて |
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インフルエンザとは? |
普通の風邪に似た症状ではあるが、普通の風邪より重症で、全身に悪化症状がでるもの。 |
普通の風邪が流行しても死亡者はあまり増えないが、インフルエンザが流行すると特に65歳以上の高齢者で死亡率が高くなる。 |
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インフルエンザと風邪の違い |
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インフルエンザ |
普通の風邪 |
伝染性 |
しばしば |
あまり強くない |
発病 |
急 |
徐々に |
中心的な症状 |
全身の症状 |
鼻やのどなどの局部症状・主にくしゃみ・鼻水・鼻づまり |
寒気 |
強い |
軽い |
発熱 |
高熱 |
微熱 |
関節痛 |
強い |
軽い |
鼻水 |
1〜2日たってから |
最初からある |
だるさ |
強い |
軽い |
胃腸症状 |
強く出ることがある |
あっても軽い |
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上記のように普通の風邪の症状は、のどの痛み・くしゃみ・鼻水・咳等が中心で全身症状はあまり見られませんし、発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはほとんどありません。一方、インフルエンザの場合は38度以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状が強く、あわせて普通の風邪同様のどの痛み鼻水などの症状もみられます。 |
さらには気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれん等を併発し、重症化し易いのが特徴です。 |
ということで、何よりも予防が大切!! |
インフルエンザや風邪に負けない生活を今から心がけましょう!! |
・ 普段からウイルスに負けないだけの抵抗力(体力)をつけましょう! |
・ 栄養のバランスを考えた食事を摂るようにしましょう! |
・ 規則正しい生活を心がけ夜更かしなどせず、十分な睡眠時間(休養)を取りましょう! |
・ 手洗い・うがいを習慣付けましょう! |
・ 室内が乾燥しないように注意しましょう! |
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乾燥した空気はのどに負担をかけます。暖房をつけるならまめに換気をしたり、加湿器を使ったりして、適度な湿度を保ちましょう。 |
・ 冬場の外出は人ごみを避けましょう! |
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インフルエンザの予防接種 |
インフルエンザの感染の予防、また万が一感染しても軽くすむのに有効なのが予防接種です。しかし予防接種は1回で一生涯効果があるものではありません。 |
インフルエンザのウイルスには多様な種類があり、すべてに対抗できるワクチンは作れないからです。現在のインフルエンザワクチンは、毎年"その年にはやりそうなウイルスの型"を予測し、それに対抗するものが作られています。 |
つまり、予防接種でインフルエンザを防ごうとするなら、毎年接種する必要があるのです。 |
もちろん予測が外れると効きません…が毎年予防接種を受けている人は受けていない人に比べるとかかった場合でも軽くすむケースが多いようです。 |
但し、鶏卵などのアレルギーがある方は必ず事前に医師に相談してください! |
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@接種時期 |
インフルエンザに対するワクチンは、個人差がありますが、その効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされています。多少の地域差はありますが我が国のインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になりますので、12月上旬までに接種を済まされることをお勧めします。 |
@インフルエンザにかかったら… |
どの病気でも共通して言えることですが、早めに治療し、体を休めることは、自分の体を守るだけでなく、他の人にインフルエンザを移さないという意味でも大変重要なことです。 |
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一般的には下記のような点に注意しましょう! |
・ 単なる風邪だと軽く考えずに、早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。 |
(インフルエンザウイルス治療薬ができ、症状が出始めてから48時間以内に服用することにより症状を早期に改善することが出来ます。) |
・ 安静にして休養を取りましょう。特に睡眠をとることが大切です。 |
・ 水分を十分に取りましょう。 |
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また、インフルエンザにかかったことにより、他の細菌にも感染し易くなりますが、このような細菌の感染による肺炎や気管支炎などの合併症に対する治療として、抗生剤が使用されます。これらの薬の効果については体の状態や体質によって事なりますので、十分に医師に相談することが重要です!
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FROM:かりん薬局 |