高体温障害について |
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高体温障害について |
今月は暑い夏に起こる高体温障害についてです。 |
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「高体温障害」 |
高体温障害には、2つの種類があります。 |
*日射病 : 炎天下の中、スポーツや激しい労働をしたような時に汗がたくさんでて"脱水状態"となる。 |
*熱射病 : 体の熱を十分に発散できず熱が体にこもってしまい、高い体温に体が対応しきれなくなる状態。 |
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「高体温障害の原因」 |
地球温暖化等によって気温が上昇傾向にあることや、冷房慣れなどで汗をかかない生活による体温調節機能の低下などがあります。 |
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「高体温症状について」 |
・血圧が上昇、息苦しくなる。 |
・多量の汗をかく。 |
・頭がのぼせ、めまいを起こす。 |
・汗の量が減る(重度になると) |
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「応急手当」 |
・涼しい所へ移動し、水分補給をする。 |
・濡らしたハンカチなどで、動脈の通る首の両サイドをひやし体温を下げる。 |
ただし、冷たすぎる物は逆に血管を収縮させてしまうので要注意です。 |
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[注意事項] |
脳梗塞や脳溢血で倒れている人の場合は、顔色が赤くなったり、体温が高くありません。 |
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この場合は、安静にしたまま救急車の到着を待ってください。 |
くれぐれも高体温障害とは間違えないようにしてください。 |
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FROM:なぎさ薬局 |