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コラーゲンについて
最近若い女性などでコラーゲンの話題がよくでていますね。
焼酎のあてに食べる「豚足」などもコラーゲンがたくさん摂取できる食品です。
今月はコラーゲンについて調べてみました。
コラーゲンの正体は・・・?
私たちのからだの新陳代謝に、一番 大切な栄養素はたんばく質です。
車の 車体が鉄からできているように、私たちのからだは、たんばく質からできています。
このたんばく質の新陳代謝の衰えが、老化の引き金になります。
たんばく質には、大きく分類すると 非コラーゲンたんばく質と、コラーゲンの二種類があります。
新陳代謝を促進させるのに、より大切な働きをするのがコラーゲンです。
これまでの生命科学は、ややもすると、細胞の中の代謝に注目して、細胞の外側をとりまく物質の代謝が軽視されてきましたが、実は細胞は細胞をとりまく環境によって支えられ、応援を受けてこそ、その働きを全うできます。
細胞をとりまく環境こそが、細胞そのものの新陳代謝を活発にし、老化を防ぐ鍵を握っていることが明らかになりました
コラーゲンと皮膚・・・
細胞をとりまく環境の主役は、コラーゲンです。
コラーゲンの新陳代謝を高めれば、細胞の新陳代謝が活発になり、全身の新陳代謝が促進されて、いつまでも若々しい健康なからだと心が得られます。このことは、いままでの食習慣で捨てられてきた、骨や内臓、皮などに豊富に含まれているコラーゲンを、見直す必要があることを教えてくれました。
また、栄養学が劣ったたんばく質であると誤認したコラーゲンの価値を、見直す必要も示唆しています。
皮膚は一番外側から、表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪)から成り立っています。 ふだん、私たちが目にするのは表皮の部分ですが、これは表面だけの薄いものです。
皮膚の本体は、意外にも真皮の部分なのです。
その真皮は、20歳を境にして歳とともに薄くなります
老年期には20歳時よりも入80%も薄くなります
ところで、これら真皮の主役はコラーゲンで、全体の約70%を占めています。
このコラーゲンの新陳代謝が衰えると、コラーゲン同士が結びつく不自然な架橋が増えてきます。
増えた架橋で水分を保つ場所が狭められて、その結果、保湿効果が衰え、カサカサの皮膚になるのです。
このように皮膚とコラーゲンの老化は、密接な関係にあります。
そのため、コラーゲンを補給して新陳代謝を活発にすると、コラーゲンの架橋が増えるのを阻止できます。
つまり、水分をためこむ能力も衰えず、みずみずしく張りのある肌が、だんだんと戻るようになります。
コラーゲンの補給・・・
コラーゲンの新陳代謝をはかり、いつもその能力を維持していくために、毎日の食事で、「コラーゲンを十分に飲む・食べる」 ことが大切です
コラーゲンの補給について動物で、コラーゲンが多く含まれているところは、人間と同じ骨や軟骨、 腱、皮、内臓などです。
これらの部分を上手に利用しないと、いつも肉や魚を食べていても、コラーゲン摂取は不足していることが多いのです。
肉類では、骨つきのスペアリブや鶏の手羽先、豚肉、鶏ガラなどに、コラーゲンが豊富に含まれています。
骨や皮がついたままの肉や骨を積極的に食べましょう。
骨つき、皮つきの肉や魚を、じっくりと煮込んだものは、コラーゲンの補給に最適の料理です。
コラーゲンは、熱を加えると溶ける性質を持っています。時間をかけて煮込みますと、煮汁にコラーゲンがどんどん溶け出してしまいます。これを冷やしたものを、煮こごりといいます。
煮汁や煮こごりも食べるのが、一番の補給になります。
魚は切り身でなく、丸ごと買ってきて、骨や皮つきの煮魚料理にしましょう。
コラーゲンが豊富な骨太のヒラメやカレイがおすすめです。
また、コラーゲンをとるとき、ビタミンCと一緒にとると、さらにパワーアップした効果が得られます。
コラーゲンは消化・分解されて、アミノ酸のかたちで吸収されます。
このアミノ酸を材料にして、からだのコラーゲンが組み立てられますが、まず初めに未熟なコラーゲンをつくり、それが成熟したコラーゲンになる過程があります。ビタミンCは、未熟なコラーゲンから成熟したコラーゲンがつくられるときに、その合成を橋渡しする働きがあります。
ビタミンCが不足すると、この合成がうまくいかなくなります。
ビタミンCが多く含まれているレモンやブロッコリー、ピーマン、パセリなどを、献立で活用するようにしましょう。
コラーゲンの豊富な豚骨スープなどに、パセリを添えたり、コラーゲンとビタミンCの二人三脚を食卓で演出するようにしましょう。

FROM:麒麟調剤薬局


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