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ジェネリック医薬品(後発医薬品)について
今年の4月から患者様の意思で、ジェネリック医薬品に変更できるようになりました。ひかり薬局でも約30人の患者様が、ジェネリック医薬品への変更を希望され、変更いたしました。全国でも約2%の方が、ジェネリック医薬品へ変更されたようです。
ジェネリック医薬品とは、どのようなものをいうのでしょうか?
ジェネリック医薬品とは、新薬の独占的販売期間(有効性・安全性を検証する再審査期間及び特許期間)が終了した後に発売される、新薬と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が同一であり、新薬に比べて低価格な医薬品です。
どうしてジェネリック医薬品は、安いのでしょうか? 
新薬(先発医薬品)を開発するには、約10〜15年の期間と150〜200億円の費用がかかるのに対し、ジェネリック医薬品の開発は3〜5年の期間と数千万円程度の費用で済むと言われています。なぜ ここまで開発で差が生じるのでしょうか? 
ジェネリック医薬品は、すでに使用された新薬で安全性と有効性が確かめられていますので、ヒトでの安全性や有効性を証明するための臨床試験をする必要がありません。先発医薬品と同じ成分、同じ効き目であることを証明する等、承認申請に必要な試験項目、書類が格段に少ないため安い費用で開発できるのです。
ジェネリック医薬品は本当に先発医薬品と同じなのでしょうか?
ジェネリック医薬品と先発医薬品では、主成分が同じでも添加物や製法が異なります。その違いが、薬の効き方などに微妙に現れることもあります。ジェネリック医薬品は、厚生労働省での厳しい審査にパスしたものだけが医薬品として国民に提供されています。しかし、同じ成分でも全く同じ医薬品を作るのは不可能です。これは、ジェネリック医薬品の質が悪いのではなく、先発医薬品とよく似ているが違う医薬品であるということです。
ジェネリック医薬品のメリットは?
値段が安いことです。ジェネリック医薬品でもメーカーにより値段の差があります。
ジェネリック医薬品のデメリットは?
添加物や製法が異なる為に、今まで出ていなかった副作用・アレルギー反応が起こる可能性があるということです。それと、効果に個人差がありDrの思うような効果が得られない可能性があるということです。(先発医薬品とよく似ているが違う医薬品であるということです。)
ひかり薬局でもTVコマーシャルの影響か、ジェネリック医薬品を希望される患者様がいらっしゃいます。ひかり薬局では、上記のような後発品のメリット・デメリットをお話して患者様に選択していただいております。患者様のなかには、今まで服用していたお薬の方が安心だから今までのお薬を選択される患者様もいらっしゃいます。さらに、お薬代が半分近くまで下がる方もいらっしゃいますし、それほど変わらないケースもあり、お薬の効果面・負担面からも薬剤師として薦めるべきかどうか悩む所でもあります。ジェネリック医薬品を希望される患者様には、ジェネリック医薬品のメリット・デメリットを良く理解していただき、ご納得いただいた上で、お薬を変更されることをお願いしたいと思います。
ジェネリック医薬品希望のかたは、医師・薬剤師にご相談してください。

FROM:ひかり薬局


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