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血をサラサラにするお薬とお薬手帳
今回は血をサラサラにするお薬についてご紹介したいと思います。
不整脈や心筋梗塞などの循環器疾患、脳梗塞などの脳疾患、慢性動脈閉塞症など「血をサラサラにする薬」をお飲みになられている方は多いかと思いますが、基本的には静脈血栓の予防をする抗凝固薬と動脈血栓を予防する抗血小板薬に分けられます。
血をサラサラするお薬をお飲みになられている方に共通で起こりうる副作用は「出血」があります。血をサラサラにするお薬をお飲みになっている以上、「出血」のリスクを伴うのですが、できるだけそのリスクを避けるためにも
けがを伴うような仕事や作業を避ける
鼻血が出ないようにできるだけ鼻をかむときは優しくかむ
歯ブラシは柔らかい素材のものを使用する
など、工夫が必要になります。また、出血の状況を常に把握するためにもお手洗いでは血便や血尿が出てないか確認するなどの工夫も必要です。
また、普段の血圧が高めの方は脳内出血などのリスクが高くなる恐れもあるため、減塩や禁煙などの生活習慣の是正や降圧剤などの薬物療法を検討していくことが必要になることもあります。
さらに、血をサラサラにするお薬をお飲みの方は手術や抜歯などのいわゆる観血処置を行う際も注意が必要です。お薬により1日から10日ほどの休薬期間を指示されることもありますので、病院を受診したときは「お薬手帳」を提示し現在服用しているお薬を主治医にお伝えする習慣を身につけましょう。まだ、お薬手帳をお持ちではない方はこれを機にお薬手帳を所持することをお勧めします。(お薬手帳はどこの保険薬局でも発行しています。)
ただし、観血処置の内容によっては上述した休薬期間がないこともあります。抜歯や白内障の手術などでは、血をサラサラにするお薬を休むことによって脳梗塞などの血栓症状を引き起こす恐れを回避するために中止せずに処置をする場合もありますので、自己判断でお薬をやめず、主治医の指示を仰ぐのが大事になります。
初めにお伝えしている通り、血をサラサラにするお薬は様々な疾患でお飲みになる機会があり、今般ジェネリック医薬品の普及に伴い、お薬の種類は多岐にわたります。大事なのは「どのお薬を現在お飲みになっているかを的確に主治医にお伝えする」ことになりますので、ぜひお薬手帳を活用し適切な治療を受けられるようにしましょう。
最後に、抗血栓薬は心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾患の予防として一生服用する必要のあるお薬です。また、疾患の特徴上、降圧剤や胃薬など一緒に服用するお薬も多い方もいらっしゃると思います。常にどのようなお薬を服用しているか主治医に把握してもらうためにも、保険証と一緒にお薬手帳も一緒に病院・薬局で提出し、適切な治療を受けられるようにしましょう。
 

FROM:ハロー薬局


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