パラトルモン製剤について
最近の糖尿病治療薬について
めまい、耳鳴り
血をサラサラにする薬とお薬手帳
痔の種類と予防
排尿障害について
すい炎について
マイコプラズマ肺炎について
ステロイドとは?
過敏性腸症候群について
不整脈と抗不整脈薬・抗凝固薬について
骨粗しょう症とは?
水分補給について
高山病について
腸管出血性大腸菌による食中毒
CT検査・MRI検査
後鼻漏による咳・喉痛
花粉症の治療と対策
献血について
脳卒中について
Hib(ヒブ)ワクチンと肺炎球菌ワクチン
咳喘息(せきぜんそく)について
多剤耐性菌について
クラゲ・ハチに刺されてしまったら
【健康食品】 トクホとは?栄養機能食品とは?
月経前症候群(PMS)ってご存知ですかぁ〜?
アトピー性皮膚炎について
酸素カプセルについて
フッ化物洗口剤でむし歯予防!!
痛風・高尿酸血症
ヒートショックについて
子宮頸癌とサーバリックスの必要性

子どもへの漢方薬の飲ませ方について
新型インフルエンザと季節性インフルエンザの違いについて
物忘れについて
手足口病について
高尿酸血症の食事療法について
フットケア外来について
帯状疱疹について
とびひについて
アタマジラミについて
ルテインについて
腫瘍マーカーについて
みかんについて

めまいについて
皮膚粘膜眼症候群について
経口補水液について
たばこについて
慢性腎臓病(CKD)
溶連菌感染症について
紫外線対策
水疱瘡について
お薬手帳のミニミニ情報&ちょっとしたQuestion
アンチドーピングについて
アスピリン喘息について

腹式呼吸について
歯の磨き方
低血圧症とは
偏頭痛について
夏バテについて
はしかについて
顎関節症について
乗り物酔いの予防とくすり
清拭剤について
RSウィルス感染症について
変形性膝関節症について
嘔吐・下痢症について

ハンドクリームについて
ジェネリック医薬品(後発医薬品)について
コラーゲンについて
漢方薬で皮膚疾患を治そう
味覚障害について
逆流性食道炎について
モイストウンドヒーリング(湿潤環境下の創傷治癒)
カプセル型内視鏡
ノロウイルス感染症について
透析療法について
便秘解消法

笑いで下がる血糖値
骨粗鬆症について
漢方薬について
健康食品と医薬品と薬事法
夏の快適入浴法
メタボリックシンドロームについて
水虫について
腎臓について
コエンザイムQ10について
眼精疲労 ドライアイについて
サプリメントとして利用される栄養素
肥満について

インフルエンザについて
痛風について
胃腸薬について
ウイルス感染による皮膚病について
プール熱(咽頭結膜熱)について
うつ病について
働く世代に必要な快眠10ヶ条
知ってて便利シップの貼り方教室(はさみ編)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)について
鉄分について
慢性関節リウマチについて
坐薬のおはなし

更年期障害と漢方医学
インフルエンザについて
ドリンク剤について
睡眠について
肩こりについて〜肩こりの概要及び肩に関する疾病〜
虫刺されについて
お昼寝のス・ス・メ
骨粗鬆について
高血圧について
ココアの栄養基礎講座
前立腺癌について

風邪の予防と治療について
知ってて便利シップの貼り方教室
やせ薬について
ピロリ菌について
結石について
片頭痛について
食中毒について
これからの時期のカビ対策
これからの季節のお肌対策
花粉症について
低温やけどについて
乾燥肌について

風邪について
冷え性について
たばこの話
ルイボスティーについて
高体温障害について
高脂血症について
最近のブーム唐辛子について(ダイエット効果あり?)
カテキンについて
水虫に対するQ&A
花粉症対策グッズ

高血圧について 
今回は日本人の死因の2・3位である心疾患・脳血管疾患の危険因子である高血圧についてのお話です。新年度をむかえ、職場等の検診で高血圧を指摘される方がいらっしゃるかもしれません。高血圧は直接の症状が少なく、実感がわきにくいのですが、長い時間をかけて障害をもたらします。幸い、高血圧は十分にコントロールできる病気です。正しく理解し、上手に付き合いましょう。
*血圧とは・・・?
心臓が体内に血液を送り出すときに、血管にかかる圧力のことで、常に変動しています。血圧の調節は、主に交感神経という神経の働きと、ホルモンや生体内で生理活性を現す物質による化学反応によって行われています。
*高血圧とは・・・?
血圧値140/90mmHg以上が高血圧と定義されています。
その90%以上は原因が特定されない(生活習慣と遺伝的な体質が関係していると言われています)本態性高血圧です。
残りの10%弱は腎臓やホルモンや血管や薬などが原因の二次性高血圧です。
ただし、病院の外来で血圧測定すると、家庭で測定するよりも高くなることがあり、そのために現れる高血圧を白衣高血圧と呼びます。そのような方は家庭血圧を測ることにより、ふだんの血圧のレベルや変化を把握することが重要です(家庭血圧の基準値は135/80mmHg)。
血圧はいろいろな要因で変動します。家庭血圧を測るときは、できるだけ同じ条件で測定しましょう。(朝であれば起きて排尿した後服薬前に、夜ならば就寝前。測定時の姿勢も座った姿勢であれば、いつも座った姿勢で。)
また、24時間血圧測定という方法もありますので、病院で相談してみてもいいでしょう。
*なぜ高血圧を治療するのでしょう?
高血圧が続くと動脈に常に高い圧力がかかり、血管の内側に傷がつき動脈硬化が起こりやすくなります。その結果、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全といった重大な病気を起こす危険性が高まります。
日本の高血圧治療ガイドラインには下記の目標値が示されています。
若年・中年者、糖尿病がある場合:130/85mmHg未満
高齢者:140〜160/90mmHg未満
また、糖尿病・高脂血漿・肥満・喫煙・高齢が伴うと、さらに危険性が高まります。
*高血圧の治療
まずは、食事療法や運動療法、禁煙などの生活習慣の改善から始めます。それでも下がらない場合は薬による治療を始めます。もちろん薬を飲み始めてからも、引き続き生活習慣には気をつけましょう。
生活面での注意
@塩分を控え、体重を管理する:ダシや酸味・辛味、香ばしさなどで工夫しましょう。エネルギー量にも注意して肥満の人は体重を減らしましょう。
A有酸素運動を習慣にする:軽めの運動を1時間程度、週2〜3回続けると効果的です。30分程度なら週4〜5回できると理想的です。ただし、運動によってはかえって血圧が上昇するので、激しい運動は避けましょう。ウォーキングなどがお勧めです。(冬場はしっかり防寒しましょう)
B禁煙する
C血圧を急に上昇させる行動を避ける:急に体温を変化させたり、心拍数を上げたりすると、血圧が急激に上昇します。急に寒いところに出る・熱いお風呂に入る・重いものを急に持ち上げる・排便時にいきむなどの行動を避けるように気をつけましょう。
Dストレスをためない:ストレスは交感神経が緊張して血圧が上昇しやすくなります。上手に気分転換を図りましょう。
E薬を処方されたら、担当医の指示に従って、きちんと服用する:血圧降下薬には交感神経の働きを抑えるものや血管平滑筋という筋肉を弛めて働くものなどがあります。効果にも副作用にも個人差があるので、自己判断せず、担当医と相談しながら自分に合った薬を続けましょう。また、何らかの理由で薬を飲まない期間があった場合も、担当医に伝えましょう。

FROM:ハロー薬局


HOME薬コラム会社案内・薬局案内職員募集リンク集お問合せ