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食中毒
これからいよいよ雨の多い季節、梅雨に入りますね。
そこで今回は、食中毒特集!とはいえ、食中毒は今や梅雨・夏時期特有のものとは限らなくなってきています。なぜなら暖房の普及等によって、一年を通して発生しやすい環境になってきたからです。
しかし、知っていれば防げる。そんな、被害を最小限度に留める対策をとる事も大事ですね。食中毒防止というだけではなく、生活環境を衛生的に保つ事にも役立ちます!
★ 食中毒の原因菌 ★
現在、日本で食中毒原因菌に指定されているのは十六種類です。その中で、特に注意が必要な原因菌は、サルモネラ属菌・腸炎ビブリオ菌・黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌・病原性大腸菌の五つ。
厚生省の平成13年度の食中毒原因菌では、第一位 サルモネラ菌 第二位 腸炎ビブリオ菌 でした。日本人の食生活が欧米化してきたことで、食中毒の原因も、肉類に発生するサルモネラ菌が1位と変化したみたいですね。
<特徴>
サルモネラ菌…牛・豚・鶏などの食肉、卵などが主な原因食品。特に近年では鶏卵のサルモネラ汚染率が増加し、卵内にも菌が認められることがあるので注意が必要です。また、ペットからの感染も要注意。
腸炎ビブリオ菌…汚染の出発点は魚介類などの海産物。夏になると、近海産のアジやサバ、タコやイカ、赤貝などの内臓やエラなどに付着しています。これらを生食用のさしみにするとき、さしみに移って感染します。また、魚介類に付着した腸炎ビブリオが、冷蔵庫の中やまな板などを通じて他の食品を汚染し、その食品から食中毒をおこすこともあります。
黄色ブドウ球菌…ほとんどの場合、菌が調理する人の手から伝わって食品に取り込まれます。特に、調理する人の手や指に傷や湿疹があったり、傷口が化膿しているような場合は、食品を汚染する確率が高くなります。
ボツリヌス菌…自家製の海産物や、保存状態の悪いびん詰などから感染します。海外みやげの真空パックされた魚のくん製や、酢漬け、塩漬けなどは特に注意が必要です。また、長期間流通する食品が原因となることもあります。
病原性大腸菌…病原大腸菌とは、腸炎をおこす大腸菌です。腸管組織侵入性大腸菌、腸管病原性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管凝集性大腸菌、腸管出血性大腸菌の5種類があります。いずれも食品や飲料水から口を通って感染します。
★ 食中毒の予防 ★
食中毒を予防するために大事な事、それは、食中毒菌を”つけない、増やさない、やっつける!”
(1) 食品の購入
・とにかく新鮮なものを購入するように心がけましょう。
・肉や魚、野菜などの生鮮食品は、一番最後に購入する。
・買ったものを長時間持ち歩かないようにする。
(2) 食品の保存
・冷凍、冷蔵の必要な食品はすぐに冷蔵庫に入れる。
・びんや缶はきれいに拭いてから入れる。
・冷蔵庫は詰めすぎない。
・食品の長期保存はしない。
(細菌は冷蔵庫による冷却では死にません!それどころか、庫内で増殖できる食中毒菌もいるのです。)
・扉の開閉は必要最小限に。(庫内の温度が上がると菌の増殖が始まります。)
(3) 調理
・食材は洗えるものは全て流水でよく洗う。
・手指・調理器具などの洗浄殺菌をこまめにする。
(特にまな板は包丁のきず目に細菌がたまりやすいので、熱湯消毒をして、日光でよく乾かすといいです。)
・食後、食器をすぐ洗って、三角コーナーなども毎日洗浄〜。
・使う食品は調理の直前まで冷蔵庫で保管しておく。
(室温に長時間放置すると眠っていた菌が増殖を始める。)
※食品の中心部を75℃で一分間以上加熱することでたいていの食中毒菌は死滅します。
(卵は殻にひびが入っていたり、ちょっと古くなってしまったときは必ず加熱。半熟にはせず、しっかり加熱すること。)
(4) 食事
・加熱調理された食品は熱いうちに食べ、冷やして食べるものは直前まで冷蔵庫に☆
・作り置きのものは、必ず冷蔵又は冷凍保存し、食べるときには必ず十分に加熱しましょう。
♪お弁当♪ 
・前日に調理したおかずを使用するときは必ずもう一度加熱して、よく冷ましてから入れましょう。
・温かいうちにふたをしないように。(ふたに水滴が付いて食中毒菌が増殖しやすくなるのです(>_<))
・弁当は長時間持ち歩いたり、持ち帰って食べたり、翌日食べたりするのは厳禁
@食中毒を防ぐ知識を最大限に活用し、あなたとあなたの大切な人を守りましょう♪
それでももし食中毒になってしまったら… 
* すぐに医療機関へ * 
自然治癒する食中毒もありますが、時には死に至ることも!重症になる前に医療機関へ行きましょう。特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症になりやすいので 注意が必要です。また、下痢やおう吐を繰り返すと、脱水症状を起こしやすくなるので、水分(スポーツドリンク等○)を摂るようにしてください。吐いてしまう場合は窒息防止のため、吐きやすい体位がとれるようにしてください。
(受診する際、原因と思われる食品や嘔吐物を、ビニール袋等に入れて持参すると、診断に役立ちます。)

FROM:あかね薬局


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