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ココアの栄養基礎講座 
今年も猛威を奮ったインフルエンザ。実はそのインフルエンザウィルスや風邪のウィルスに、ココアの殺菌力が効果を示す、という事が少しずつわかってきました。
そこで今月はお薬ではありませんが、ココアの力についてお話しようと思います。
* ココアの成分:カカオマス・ポリフェノールの色々な効能
純ココアには苦味があります。その成分はカカオマス・ポリフェノール。ココアには赤ワインに匹敵もしくはそれ以上に、この、ポリフェノールが含まれています。そしてカカオマス・ポリフェノールはカテキンの重合体でもあります。このカテキンの重合体は、インフルエンザウィルスや、風邪の原因となるウィルスが細胞に侵入するのを防ぐ働きがありました!また、このポリフェノールには活性酸素を抑えるという作用があります。これは、ガンや動脈硬化の予防、アレルギー反応の抑制にも役立つと考えられます。
* ストレスに打ち勝つ:テオブロミン
ココアを飲むと身体が温まる…暖かいものを飲む時と身体が温まります。胃が温まる事により、交感神経が活発化し、それによって全身の動脈血管が広がり全身の血流量がアップし、体温を上昇させますが、ココアでは毛細血管をも刺激し、他の温かい飲み物と比較してもその冷え改善作用は強いものがあります。これはココアに含まれるポリフェノール以外の成分、テオブロミンの働きによります。テオブロミンによるセロトニン誘導作用…癒しに関係する脳内ホルモンのセロトニン。ストレスを感じるとこのセロトニンは脳内でも減少するため、交感神経が緊張し、更にストレスが増す、という事態に陥ります。しかし、このテオブロミンは脳内でセロトニンを有効に働かせる作用があります。カフェインとよく似た成分ですが、もっとおだやかで効果が長時間持続するのが特徴です。興奮作用も少なく、就寝前に飲んでも睡眠を妨げることなく、むしろリラクゼーション効果が大きいため安眠をもたらしてくれます。
* ミネラル含有量が抜群!
現代人に不足しがちなミネラル。ココアにはそのミネラルも多量に含有されています。また、ココアに含まれる鉄分はコーヒー・紅茶・野菜よりも吸収性が高いので貧血にも効果的といえます。鉄分以外にも骨の素であるカルシウムや体内の塩分を排泄してくれるカリウムなど、人の身体に非常に大切なミネラルがバランス良く含まれています。さらに、牛乳で溶かして飲めばミネラルバランスも良く、牛乳の乳糖のはたらきで、鉄分・マグネシウム吸収が高まります。
* ココアは太らない!・殺菌力増大
ココアの脂肪分はココアバターといわれる天然の植物性脂肪分で、低脂肪です。1杯分の純ココアのカロリー=40cal。甘さを加えたココアでも、市販のジュースとほぼ同じくらいのカロリーといえます。飲みすぎには注意ですが、他の飲み物と比べて太りやすいという事はありません。ココアバターにはコレステロール低下に働くオレイン酸や、その働きをサポートするステアリン酸・パルミチン酸が多く含まれています。また、このオレイン酸は胃潰瘍や胃がんとの関連が注目されるピロリ菌をも死滅させることも確かめられました。ウーロン茶や緑茶による虫歯予防効果は知られていますが、ココア内の、あるタンニン酸の一種のはたらきにより、虫歯菌の酵素のはたらきを抑え、歯垢ができにくくなります。歯のエナメル質も守るといわれています。
* 食物繊維が豊富で猿臂予防!
カカオには他の食品にはほとんど見られないリグニンという食物繊維が豊富に含まれています。リグニンは腸内の酵素を活性化し、腸内の有害物質を吸着・排出してくれるので、便秘予防に一役かってくれます。ココアの飲み方というのは、お茶やコーヒーのような抽出液と異なり、カカオ豆からできたココアパウダーを溶かして飲むので、食物繊維をそのまま無駄なく摂取することができるのです。
* ココアで集中力向上!
ココアの香りには、人の集中力や注意力、記憶力を向上させる効果があることが分かりました。物事に集中しているとき、人の脳にはα波という脳波が出現します。これを測定して実験したところ、ココアの香りをかいだ後には、集中度の高い行為(たとえば暗算)をしているときとほぼ同じ状態のアルファ波が確認されました。ココアは受験生にオススメの飲み物といえます。さらに、チョコレートを食べた方が陸上競技のスタート反応時間が短くなることがわかりました。
ココアにはこんなに色々な効果があったんです!
市販のものでもカロリー控えめのココアが発売されていますし、冬にはココアがお勧め☆☆
リラックスしたい時や、暖かくなりたい一時、これからは一杯のココアですね。( ^_^)_□〜 
この冬、私がインフルエンザにも風邪にもかからなかったのはよく飲んでいたココアのおかげかも・・・(^。^)

FROM:あかね薬局


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